赤ちゃんが熱を出してしまった!しかもかなり高い熱。赤ちゃんはグズグズ。高熱だし病院にはすぐ行ったほうがいいのかな。と、とても心配ですよね。
でも落ち着いてください!熱をだしてしまったときの対処法、一般的に言われている風邪にかかったときとインフルエンザにかかったときとの違い、病院に行ったほうがいい目安を紹介していきます。
赤ちゃんが高熱のときはどうする?
高熱がでてると心配になりますが、熱よりも全体の様子「機嫌がいいか」をみてください。いつもの様子とちがったらどうちがうのかをみてください。
熱をだして体の中の菌と戦っています。熱は必要があるから出ているのです。いつもと機嫌が変わりなければそんな不安にならなくて大丈夫ですよ。
【服装】
熱のあがり始めは体をあたためて、あがりきったら涼しくしてあげましょう。熱の上がり始めは顔色が白っぽく手足が冷たくなっていることが多いです。
手足が冷たければ靴下を履かせたり1枚多めに着せてあげるか毛布を足してあげてください。熱が上がりきると顔が赤くなって、手足が熱くなってきます。
汗をかかないように薄着にして熱がこもらないようにしてあげてください。熱は体の菌をやっつけたら自然に下がります。冷えピタなどは解熱効果はないので
無理にしなくていいですよ。
【室温】
部屋の温度は大人の私たちが快適と感じる温度で大丈夫です。
【食事】
食欲がなくても水分補給をしっかりしてれば大丈夫です。熱が続くと汗などでミネラル分が失われ、脱水症になる危険があります。1度にたくさん飲めないときはこまめにあげてください。刺激の少ない麦茶や白湯、ベビー用のイオン飲料やりんごジュースがいいですよ。大人用のイオン飲料やジュースは飲まさないようにしましょう。大人用は塩分も糖分も大量に入っていて薄めても大人用の電解質なので意味がなく、赤ちゃんの肝臓に負担をかけてしまいます。
水分が足りているかはオムツが普段通りぬれているかをみてくださいね。
食欲があれば薄味の炭水化物からあげてください。熱が出ると胃腸が弱るので油の多いものや味の濃いものは避けたほうがいいですね。
【お風呂】
24時間以上熱が下がっていればいれてあげても大丈夫です。お風呂は体力を消耗するので長湯しないようにしましょう。ぐずったり機嫌がよくなければ体をふいてあげるだけでもいいですよ。清潔を心がけましょう。
熱が下がった後も赤ちゃんの状態に変わったことがないかチェックすることも忘れないでくださいね。
赤ちゃんのインフルエンザの見分け方ってあるの?
寒くなってくるとインフルエンザが心配になってきますよね。わたしも普通の風邪と見分けられたらどんなにいいか~と何度か思ったんですが、やっぱり病院に行って検査をしてもらわないとインフルエンザかどうかはわからないんです。それでもインフルエンザと風邪と少し熱の症状にパターンがあるみたいなので少し紹介しますね。
典型的なインフルエンザは短い時間で激しい悪寒と高熱、そして筋肉痛などの症状がでるという特徴があります。つまり症状の進行がゆるやかか急激かどうかです。もう1つは40度近くの高熱かどうかです。この2つがインフルエンザかもしれない目安になります。これは目安です。この症状に当てはまっててもインフルエンザではないときもありますし、熱が出なくてもインフルエンザかもしれません。私の周りにも、インフルエンザじゃないけど長期間の高熱が続く風邪の子がいました。ちなみにインフルエンザでも熱がでて24時間以上経ってないと検査で陽性反応が出ないので病院に行くときは知っておいてくださいね。特に乳幼児のインフルエンザは重症化しやすいのでそうかもしれないと思ったら病院を受診してください。
赤ちゃんの熱で病院にいく目安は?
病気が流行する寒い時期の病院には他の病気をもらいそうで極力いきたくないですよね。なので赤ちゃんが病院に行ったほうがいい状態をあげていきます。
・顔色が悪く呼吸が速い、息苦しそうにしている
・反応が鈍く呼びかけても答えない、笑わない
・ぐったりしている
・唇が乾いている
・大泉門をさわるとふくらんでいる
・おしっこの量が少ない
・熱が3日以上続く
・嘔吐を繰り返す
・初めての痙攣(けいれん)、痙攣が5分以上続く、何度も痙攣を繰り返す
これらの症状がでたらすぐに病院にいってください。
また、夜間や休日に赤ちゃんの急な病気にどう対処したらいいか、救急を受診したほうがいいかなど困ったときは小児科医や看護師が症状に応じた適切な対応の仕方や受診する病院などのアドバイスをくれる「小児救急電話相談窓口事業 ♯8000(全国同一の短縮ダイヤル)」というダイヤルがあるんです!
これを知ってればとても心強いですよね。
まとめ
赤ちゃんが熱を出すと常に心配ですよね。少しでも泣くとすごく不安になったり。お世話しているママもずっと気を張って大変。
そういうときは少し家事をさぼって心に余裕をもって赤ちゃんと一緒に休めるときは休んでくださいね。パパやお父さん、お母さんに甘えさせてもらいましょう。ずっとは続かないです。子どもは風邪をひいて強くなっていくんです!無理せずお互い育児がんばりましょうね。