寒くなってくるとみかんのおいしい季節ですよね。
箱買いなんかすると、ついつい食べすぎてテーブルの上に皮が山盛りになってるんですよね~。
山盛りの皮を見て、中身もおいしいから皮もまずくはないはず!ってことで皮も食べられるか調べてみました。
皮っていうことで何か薬がついているのかも気になるところです。
ということで今回は、
・みかんの皮はおいしい!!
・みかんの皮を食べてもワックスは大丈夫?
・みかんのワックスの落とし方
を紹介していきます。
みかんの皮はおいしい!!
実は、みかんの皮には栄養が豊富なんです。
皮には、
・ビタミンC
・食物繊維
・カロテン
・ビタミンP
が含まれているといわれています。
ビタミンC ⇒抗酸化作用があり、ガンや心臓疾患の予防、老化を抑える働きがあります。
食物繊維 ⇒整腸効果やコレステロール値を下げてくれたり、血糖値の上昇を抑える働きがあります。
カロテン ⇒皮膚や鼓膜を強くしてくれる働きがあります。
ビタミンP ⇒毛細血管を強くし高血圧や動脈硬化を予防する働きがあります。(皮をむいたときの白い部分)
捨てていたみかんの皮にはたくさんの栄養がありました。
ですが甘くてみずみずしい中身に比べたら、そのまま食べるのは少し無理がありますよね。
そこで、おすすめのみかんの皮の食べ方があります。
【マーマレード】
みかんの皮 2個分
砂糖 大さじ6
水 1カップ
①皮を洗って細かく刻む(食感を残したかったら細切り、トロトロにするならみじん切り)
②2回茹でこぼして苦みを取る
(茹でこぼす:鍋にお湯を沸騰させ、皮を入れ、3分したら、ザルに上げる。)
③鍋に皮と砂糖を入れて混ぜ、馴染ませてから水を入れる
④弱火にかけ、水分がなくなるくらいまで煮詰めて完成
【オレンジピール】
みかんの皮 2個分
砂糖 大さじ3
①みかんの皮を千切りにして、さっとお湯にくぐらせしなっとさせる
②フライパンに①と砂糖を合わせて馴染んだら、お湯70ccを入れて加熱
③水分がなくなったら火を止めて完成
【乾燥させて陳皮にする】
①みかんの皮に塩をまぶして、軽くもみ洗いをする
②水分を拭き取った後、カラカラに乾かす
天日干しでもOKですが、オーブン100℃前後3~4時間で天日干しと同じ状態になります。
出来上がったあとは、浅漬けの調味料やサラダの彩り、麺類の風味付けなどにどうぞ。
みかんの皮を食べてもワックスは大丈夫?
スーパーに並んでるみかんってつるんとしててツヤツヤしてるものが多いです。
そんなみかんはおいしそうですが、良くない薬がついているようで皮を食べるとなると心配ですよね。
実はみかんには鮮度保存被膜剤というワックスがコーティングされています。
収穫されたみかんはゴミやホコリなどの汚れがついているので出荷される前に洗浄されます。
そのときに元々ついていた天然ワックスが剥がれてしまいます。
天然ワックスが剥がれてしまうと水分がどんどん蒸発してしまい、みずみずしさがなくなってきてしまいます。
それを防ぐために鮮度保存被膜剤(フルーツコーティング剤)がコーティングされているんです。
鮮度保存被膜剤やツヤ出しワックスの原料は食品添加物として厚生労働省で認可されている天然のロウや樹脂でできている製品なんです。
チョコやガムなどにも使われています。
みかんのワックスの落とし方
体に害はないと言われても気になるところです。
ワックスの落とす方法をいくつか紹介します。
みかん表面のワックスは水で洗浄するだけで簡単に落ちます。
・重曹水で洗う⇒ボールにお湯を張り小さじ1~2杯の重曹をいれて重曹水に3分ほどつけ、流水でよく洗う
(つけすぎると栄養素まで流れ出てしまうので気をつける)
重曹はアルカリ性なので、ワックスを分離して落とす働きがあります。
・塩水や酢水で洗う⇒1%濃度の塩水(99gの水に1gの塩)か、酢1:水2の酢水に3分ほどつけ、流水でよく洗う。
(つけすぎると栄養素まで流れ出てしまうので気をつける)
塩は残留農薬も排出する働きがあります。
・天然洗剤で洗う⇒天然洗剤をつけて流水で流す
天然の素材で作られた洗剤で雑菌も落としてくれます。
ワックスは水で簡単に落ちるといわれています。
ですが、気になる方は上記で紹介した方法で洗ってみてください。
まとめ
捨てていたみかんの皮にはたくさんの栄養素がありました。
少し手間はかかりますが、みかんの皮で料理のアクセントにしてみてもいいですね。
しっかり洗ってどんどん活用してみてくださいね。