気がつくと唇が乾燥してガサガサになっている。唇の皮が剥けて出血してしまう。口紅が綺麗につかない。そんな経験はありませんか?
男性から見ても、女性の唇が荒れているのは『不健康そう』『清潔感がない』などと思われて魅力が半減してしまうそうです。
今回は唇が荒れる原因と対処法について調べてみました。
どれも簡単にできることなので、是非取り入れてプルプルの唇美人を目指しましょう!
目次
唇が荒れる原因って?
そもそも、なぜ唇が乾燥したり皮がむけたりするのでしょうか?
実は他の皮膚と比べて唇の角質層や表皮は、極端に薄いので大変デリケートな部位と言えます。
そもそも唇には、汗を生み出す『汗腺』がないですし、皮脂を生み出す『皮脂腺』もほとんどないため、自ら潤いを生み出して唇を守ることができないのです。
また、肌の生まれ変わりのサイクルであるターンオーバーは身体の部位によって日数が異なりますが、唇はたったの3日程と言われています。顔の皮膚はターンオーバーがおよそ28日程度ですので、唇はかなり短いですよね。
肌の生まれ変わりのスピードが早いと、角質層にある細胞は未熟な状態で唇の表面に出ていることになります。そのため乾燥や紫外線、食べ物、口紅など外からの刺激に弱くなってしまうのです。結果的に唇がガサガサと乾燥したり、皮がむけたりとトラブルを起こしやすくなります。
唇が乾燥して荒れた時の対処法は?
①唇パックをする
やり方はとても簡単です。
唇にリップクリームを塗り、その上から小さくカットしたラップを乗せて3分程パックをするだけです。
最近ではゲル状シートタイプのパックも販売されていますので、そういったものでケアするのも良いでしょう。
また、オリーブオイルやはちみつ、ヨーグルトなどでパックをするという方法も話題になっています。全ての方に有効とは限りませんが、一度試してみるのも良いかもしれません。
いずれも血行が良くなっているお風呂上がりに行うのがお勧めです。
②リップバーム・唇用美容液を使う
バームとは軟膏のことで、リップクリームよりも重くてしっとりとした感触です。人によってはベタつきが気になるかもしれませんが保湿効果はリップクリームより高いと言われています。
唇を軽くマッサージするようにして塗ると血行もよくなり、しっかり馴染みますよ。
また、荒れが酷い時には唇用の美容液を使うこともお勧めです。
唇用美容液はリキッドタイプやジェルタイプなどがあり、浸透性が高いのが特徴です。
荒れを防ぐ薬効成分やヒアルロン酸、コラーゲン、セラミドなど豊富な潤い成分が含まれているので唇を艶やかに修復してくれるのです。
艶が出るので口紅の上からリップグロスとしても使えます。
③メンソレータムのリップ
個人的には唇の乾燥や荒れにはメンソレータムのリップ。とにかく、唇に効いてるって感じがしてとても好きですね。
特に寝る時なんかは乾燥しやすいですよね。だから、マスクとメンソレータムのリップのコラボが私には一番の対処法ですね。
唇が荒れないように気をつけることは?
①唇を舐めない
唇が乾燥していると、ついつい舐めたくなってしまいますよね。
しかし、舐めるともともとあった大切な油分まで取り除いてしまうので余計に乾燥させてしまうのです。乾燥しても舐めることは避けて、保湿のケアをして潤してあげましょう。
②こまめにリップクリームを塗る
荒れないプルプルな唇になるためには、日中はこまめにリップクリームを塗ることが大切です。普段持ち歩くバッグや、お化粧ポーチには必ず入れておくようにすると良いでしょう。
唇は夜に乾燥しやすいので寝る前にも塗っておくようにしましょう。
塗る時のコツとしては、横ではなく縦に塗ることです。唇のシワは縦に入っているので、縦に塗ることでシワの隙間にもしっかり塗りこむことができて効果的です。
しかしリップクリームを必要以上に塗りすぎてしまうと、唇がもともと持っているバリア機能が低下してしまうので1日に5回程度にしておくのが良いかと思います。
③ビタミンB2をとる
ビタミンB2は代謝を助け、皮膚や髪の健康を保つビタミンです。不足すると皮膚や粘膜の炎症が起こりやすくなると言われています。
ビタミンB2は、レバー、海苔、ほうれん草、スキムミルク、うなぎなどに多く含まれています。
唇が荒れやすい方は積極的に取るように意識してみてくださいね。
④ストレスを溜めない
ストレスが溜まると免疫力が下がり、様々な菌やウイルスに感染しやすくなるので唇の病気にかかりやすくなります。
また、ストレスにより肌荒れが起こるのと同様に、唇も肌の一部なので影響を受けやすいと言えます。
もし唇が乾燥するだけでなく、痛みや痒み、腫れなどが見られる場合は、口唇ヘルペスや口唇炎などの病気の可能性がありますので皮膚科で診ていただくことをお勧めします。
⑤鼻で呼吸をする
唇が荒れないようにするためには呼吸方法も大切です。
最近は口呼吸をする方が増えているそうですが、口で呼吸をしているとどうしても唇に空気が触れるので乾燥を招いてしまうのです。
唇の荒れを防ぐためには、日頃から鼻呼吸をするよう心掛けましょう。
最後に
唇はとてもデリケートで乾燥したり荒れたりしやすい部位ですが、しっかりセルフケアをしてあげると治るスピードも早いです。
ぜひ今回ご紹介した予防、改善方法を試してプルプルな唇美人になってくださいね。