健康診断で尿酸値が高いといわれてしまった!
尿酸値が高いと痛風になるって聞くけど大丈夫なの?
もしかして健康診断の前日に飲んだお酒のせい??
とかいろいろ考えてしまってなんかもやもやしますよね。
そこで今回は、
・健康診断での尿酸値を下げるには?
・尿酸値にプリン体は関係ないの?
・健康診断の前日の酒は尿酸値を上げる?
を紹介します。
健康診断での尿酸値を下げるには?
健康診断で高く出てしまった尿酸値。
今は症状は何も出てないけど、要観察。
いつ何が起こるかわからないし心配ですよね。
では、尿酸値を下げるにはどんなことに気をつければいいかを説明していきます。
尿酸値とは、血液中の尿酸の濃度のことをいいます。
尿酸値が7.0㎎/dL超えると「高尿酸血症」状態になり、
体のあちこちに尿酸の結晶が沈着します。
そうなると痛風発作や尿路結石、腎臓の働きが低下する腎障害や生活習慣病などの合併症を
引き起こす起こすリスクが高くなるといわれてるんです。
尿酸値を下げるにはまず、生活習慣を見直しましょう。
っといっても急には変えれないですよね。
まずは尿酸値を上げやすいポイントを説明します。
・お酒をよく飲む
・水分をあまりとらない
・運動をまったくしない
・ストレスをため込んでいる
これらを見直してみてください。
まず食事とお酒の量は比較的改善しやすいポイントではないでしょうか。
1日の適正摂取カロリーは<標準体重×25~30kcal>です。
ちなみに標準体重は<身長(m)×身長(m)×22>で求められます。
そしてアルカリ性食品を積極的にとることです。
尿をアルカリ化することによって尿酸が溶けやすくなり尿路結石をできにくくします。
アルカリ化する食品をあげると、
きのこ類では、干ししいたけ
豆類では、大豆
野菜類では、ほうれん草、ごぼう、にんじん、キャベツ、大根、かぶ、なす
果実類では、バナナ、メロン、グレープフルーツ
です。意識してとりたいですね。
水分をとることによって尿酸が体の外へでやすくなります。
1日に2Lはとれるようにしたいですね。
少しずつ意識して尿酸値を下げていけたらいいですね。
尿酸値にプリン体は関係ないの?
プリン体は食べ物に含まれる成分で尿酸のもとになるものです。
だからプリン体ってあまりよくないと言われているんですね。
でも実は、食べ物からのプリン体で作られる尿酸は全体の20%ほどしかなく、
残りの80%は体内で作られるエネルギーの燃えカスと、
遺伝子が分解されるときに出される老廃物なんです。
尿酸値が高くなる仕組みは、
体内で尿酸が作られすぎたり不要となった尿酸がうまく体の外にだせなくなることで血液中の
尿酸濃度が高くなるからなんです。
つまり入ってくる量と出される量のバランスが崩れると尿酸値が高くなるんですね。
プリン体は尿酸値に関係ないのではなく、
「厳しく制限する必要はない」ということなんですね。
プリン体が多いとされる食品を紹介します。
・鶏レバー
・マイワシ干物
・あん肝
<多いもの>
・豚レバー
・牛レバー
・牛ひれ肉
・カツオ
・マイワシ
・大正えび
・マアジ干物
・サンマ干物
などです。
おいしいものばかりですが、食べ過ぎないように気をつけたいですね。
健康診断の前日の酒は尿酸値を上げる?
アルコールを飲むと尿酸値は一時的に上がります。
個人差があるのですが、お酒を飲むと血液中のアルコール濃度が上がり、
半日ほどかけて元に戻っていくと言われています。
アルコールが代謝されるときに尿酸値が上がるので前日のお酒は健康診断に影響することがわかります。
健康診断の前日にお酒を飲むのはあまりよくないですね。
ちなみに尿酸値を上げにくい1日の飲酒量の目安があります。
・焼酎25度なら 120ml
・ウイスキーまたはブランデー40度なら 60ml
・日本酒なら 180ml
・ワインなら 180ml
です。
お酒が飲みたい人は1日量の目安を参考にしてみてください。
まとめ
尿酸値が高くて心配なら1度病院に受診して検査してみてもいいですね。
内科でも整形外科でも診てくれます。
毎日の生活習慣を見直すいい機会になるかもしれませんね。